キトロロギストXの記録
激しく変化する昨今のもとで一生をカンキツ研究に捧げてきた老学者の独白を広く一般のカンキツ愛好家(キトロロマニア)に聞いていただきたくブログを開設しました。お閑な時にどうぞ目を通してください。
201708<<123456789101112131415161718192021222324252627282930>>201710
果実の可食割合はどのくらいありますか
kanikurui-熱帯果実

 果実は果皮、果肉、種から成り立っています。どこを食べているかといいますと、果実の種類で異なります。キンカンは果皮と果肉をたべますし、キウイフルーツは1000個以上もある種まで、果肉とともに食べています。普通、果実の食べているところを、可食部分(edible portion)といいますが、はたして果物の種類で、可食割合はどの程度の違いがあるのでしょう。
 消費者にとっては、可食割合が高く、可食部分の大きい果物ほど食べごたえがあります。また、都会のヒトにとっては、食べた後の廃棄部分が多いほど、処分に困ったことになります。そこで、マーケットに流通しているいろいろな果物を使って、果実の可食割合を比較してみました。

kanikurui温帯果実

1)温帯果実
 25種類の温帯果樹の果実重と、可食部分の重さを測定し、可食割合%を比較しました。その際、カンキツやザクロなど皮の剥き易い果実は別として、多くはナイフで丁寧に果皮部分を剥きました。その結果、可食割合は最も悪かったザクロの24%から、最もよかったラズベリの95%と大きな違いのあることを知りました。ナシ、モモ、カキ、キウイフルーツは80%前後という高い可食割合を持ち、しかも、果肉量も適度に多く、食べごたえのある手頃な果物と評されました。

kanikurui熱帯果実

2)熱帯果実
 19種類の熱帯果樹の果実可食割合を測定しました。その結果、可食割合は最も悪かったマンゴスチンの24%から、最もよかったレンブの95%と大きな違いがありました。スターフルーツ、グワバ、レンブは90%前後の可食割合を持ち、しかも、可食部分の適度に多い、食べごたえのある手頃な果実として評されました。

kanikurui温帯果実類

 温帯果実と熱帯果実の可食割合の比較では、前者の小果実が高い可食割合をみせたのに対して、後者では低い割合となっていました。熱帯果樹では、可食割合が高く、手のひらサイズのヒトにやさしい果物としての資質が充分でなく、さらに改良を必要としているようでした。

スポンサーサイト
ランキングに参加しています。良かったら押してください。

FC2Blog Ranking

にほんブログ村 グルメブログ フルーツへ
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.