キトロロギストXの記録
激しく変化する昨今のもとで一生をカンキツ研究に捧げてきた老学者の独白を広く一般のカンキツ愛好家(キトロロマニア)に聞いていただきたくブログを開設しました。お閑な時にどうぞ目を通してください。
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カンキツ果実の可食部分はどのくらいありますか
kanikukan店棚

 カンキツの多くは、皮をむいて、じょうのうという袋をむいて、さらに、しゃじょうという粒々のベシクルを食します。時として、袋の膜が柔らかい場合には、袋ごと口にほおばります。種は食べられません。この摂食動作がスムースな果実ほど、ヒトに満足感を与えられます。カンキツの種類によって、この食べられる可食部分と可食割合がどのくらいあるか、比較してみました。

kanikukan晩かん

1)在来品種
 マーケットで手に入った13種類の果実の果重とベシクル重を測定し、可食割合を求めました。その結果、可食割合の最も低かった獅子柚が30%であり、最も高かったグレープフルーツが67%でした。日本の大衆果実のウンシュウミカンは70%前後で、また、袋ごと食べられるハウスみかんが92%前後ありました。売れ行きの良いミカンの可食割合の高さをみますと、これが消費者にいかにフレンドリーであるかうかがわれました。

kanikukan外国交雑
kanikukanアフォーラ4面

2)外国育成品種
 輸入品として店頭に並んでいた6種類の果実の可食割合を、比較しました。可食割合は、ほとんどが70-80%の範囲にあり、とくに、アフォーラマンダリン(Wマーコット)の高さが目につきました。皮も剥き易く、食べやすい果実であり、時期が限られていますが、スーパー売り場では人気があります。

kanikukan交雑種
kanikukan交雑5新品種

3)国産育成品種
 店頭に並んでいた12種類の果実の可食割合を、比較しました。可食割合は、70-80%の範囲にありました。特に売れゆきの良い、天草、紅まどんな、せとか、甘平、不知火(デコポン)は80%前後の高い可食割合を持っていました。

 おいしい、手頃な大きさ果実などは、カンキツの育種目的や栽培目標であります。カンキツの食べやすさ、リーズナブルな値段に加えて、可食部分とその割合が、購入の決め手になりつつあります。皮をどこに捨てましょう’、’袋ごと食べたい”、消費者マインドからの新しいカンキツの評価点です。
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